Claudeでネットショップのインスタ投稿文を作る|商品メモから1週間分の下書きをまとめて作る頼み方

Claudeでインスタ投稿文を作る

ネットショップを運営していると、Instagramの投稿はどうしても後回しになりがちです。

受注や発送、問い合わせの対応は待ってくれません。でもSNSは、今日やらなくても誰にも怒られない。気づけば前の投稿から2週間、ということも珍しくないと思います。

投稿が止まる理由は、写真よりも「何を書くか」を毎回ゼロから考えるのが面倒、という部分が大きいのではないでしょうか。

この「文章を考える」部分なら、AIに下書きを手伝ってもらいやすいところです。自分はふだん、ブログの下書きや返信文の下書きなど、文章の仕事はClaudeに頼ることが多いので、ここではClaudeを例に、インスタの投稿文をまとめて下書きする頼み方を整理します。ChatGPTやGeminiでも、考え方はほぼ同じです。

目次

インスタの投稿文で、AIに任せやすいところ・任せにくいところ

最初に、分担をはっきりさせておきます。

AIに任せやすいのは、こういう部分です。

  • 同じ商品を、切り口を変えて何パターンも書く(使う場面、季節、贈りもの向けなど)
  • 長くなった文章を、スマホで読みやすい長さに縮める
  • 平日に投稿する5本分など、まとめて下書きを作る
  • 書き出しの1行を何案か出す

一方で、AIが知らないこともあります。

  • 商品の正確なサイズ、素材、価格、在庫
  • 自分の店でしか言えないこと(作っている人の話、仕入れの理由、お客様からよく聞かれることなど)
  • 今、何を売りたいのか

ここを任せてしまうと、それらしいけれど事実と違う投稿ができあがります。商品説明文のときと同じで、中身の材料は自分が出し、AIには言葉の整理と言い回しの幅を出してもらう、という分け方が安全です。

ChatGPTで商品説明文を作るコツ

先に用意しておく2つのメモ

まとめて頼む前に、2つだけ用意しておきます。

1. 商品の事実メモ

投稿したい商品ごとに、確かなことだけを箇条書きにします。

  • 商品名
  • サイズ、素材、容量など
  • 価格(投稿に載せる場合)
  • どんな人・どんな場面に向いているか
  • お客様からよく聞かれること
  • 言ってはいけないこと(効果をうたえない商品など)

商品ページにすでに書いてある内容をコピーしてきても大丈夫です。ポイントは「ここに書いたことだけが事実」という線を、自分で引いておくことです。

2. お店の話し方メモ(過去の投稿でOK)

AIに頼むと、どうしても「誰が書いても同じ」ような、きれいすぎる文章になりがちです。

それを防ぐには、自分の店の過去の投稿を3〜5本ほど貼って、「この話し方に合わせて」と頼むのがいちばん手っ取り早い方法です。過去の投稿がまだ少ないなら、次のような短いメモでもかまいません。

  • です・ます調か、くだけた口調か
  • 絵文字は使うか、使うなら1投稿に何個くらいか
  • 使わない言葉(「激安」「最強」など)

1週間分をまとめて頼むときの頼み方(そのままコピーして使えます)

メモができたら、Claudeに渡します。丸ごとコピーして、カッコの中だけ書き換えてください。

ネットショップのInstagram投稿文を、まとめて下書きしてください。

条件:
・投稿は平日5日分の(5)本。1本ずつ切り口を変える。ただし、使う場面・季節・贈りもの・よくある質問・お店の裏側などは、商品メモに根拠がある場合だけ使う
・1本あたり、本文は(200)文字前後。1行目だけで内容が分かるようにする
・下の「商品メモ」に書かれていないこと(効果、数字、素材、受賞歴、お客様の声など)は、推測で書き足さない
・メモだけでは書けない事実は作らず、必要な箇所だけ【要確認】と書く。根拠のない切り口は無理に採用しない
・話し方は、下の「過去の投稿」に合わせる
・ハッシュタグは1本につき(5)個まで。商品やジャンルに合うものだけにする
・最後に、どの投稿を何曜日に出すとよさそうか、理由を1行ずつ添える

商品メモ:
(ここに商品の事実メモを貼る)

過去の投稿:
(ここに過去の投稿を3〜5本貼る)

いちばん大事なのは「メモに書かれていないことは、推測で書き足さない」の一文です。

SNSの投稿は短いぶん、「たくさんのお客様に選ばれています」「肌にやさしい」のような、ありがちな一言が紛れ込みやすいところがあります。【要確認】で残してもらえば、どこを自分で埋めればいいかがすぐ分かります。

書き出しだけ何案かほしいとき

全体はできているけれど、1行目が弱い。そんなときは、そこだけ頼むほうが早いです。

この投稿の1行目だけを、言い回しを変えて5案ください。
内容は変えず、メモにないことは足さないでください。

(ここに投稿文を貼る)

案の中から選んで、自分の言葉で少し直す。このくらいの距離感が、お店らしさを残しやすいと思います。

写真を一緒に渡すときに気をつけたいこと

文章だけでなく、投稿に使う写真をClaudeに一緒に渡すこともできます。Claude公式ヘルプによると、画像はJPEG、PNG、GIF、WebPに対応しています。

写真を見せると、色や雰囲気に合わせた言い回しを考えてもらいやすくなります。ただ、写真からAIが読み取ったことは、事実メモの代わりにはなりません。「木製に見える」「大きめに見える」といった見た目の印象が、そのまま投稿文に入ってしまうことがあるからです。素材やサイズは、必ずメモのほうに書いておいてください。

もうひとつ。作業場で撮った写真には、背景に伝票や宛名ラベル、パソコンの画面などが写り込んでいることがあります。AIに渡す前にも、投稿する前にも、写っているものを一度確認しておくと安心です。

ハッシュタグは「数」を決めて頼む

AIにハッシュタグを考えてもらうと、放っておくとたくさん並べてくることがあります。

Instagramのハッシュタグについては、2025年12月18日、Instagramが投稿やリールのキャプションに付けるハッシュタグを段階的に5個までに制限する方針を発表したと報じられています。そのため、この記事では1投稿につき5個以内で下書きすることにします。アプリや予約投稿ツールによって表示・動作が異なる場合もあるため、実際の投稿時に確認してください。参考:Social Media Todayの報道。

いずれにしても、関係の薄いタグをたくさん付けるより、商品やジャンルに合うものを数個に絞るほうが、見る人にとっても分かりやすいはずです。頼み方の中で「5個まで」と数を決めておけば、あとから削る手間も減ります。

毎回同じ条件を書かないなら、プロジェクトにまとめておく

毎週頼むようになると、条件や過去の投稿を毎回貼るのが面倒になってきます。

Claudeには「プロジェクト」という、指示や資料をまとめておける場所があります。Claude公式ヘルプでは、無料アカウントでも5つまで作れると案内されています。

「インスタ投稿」というプロジェクトを1つ作り、指示の欄にさきほどの「条件」を、資料として「お店の話し方メモ」と過去の投稿を入れておけば、あとは商品メモを貼って「今週の分をお願いします」と頼むだけになります。

Claudeで業務マニュアルを作る方法

投稿する前に、自分で見ておくところ

AIの下書きは、そのまま貼れそうなくらい整って見えます。だからこそ、投稿前にここだけは自分の目で確認したいところです。

  • 価格、送料、在庫、販売期間が今の状態と合っているか
  • 「人気」「売れています」「◯◯に効く」など、根拠を出せない言葉が入っていないか
  • 【要確認】が残ったままになっていないか
  • 季節や日付がずれていないか(まとめて作ると、投稿日にはもう合わない内容が混ざりやすい)
  • 自分の店の話し方として違和感がないか

消費者庁の景品表示法Q&Aでは、インターネットによる広告その他の表示も、景品表示法でいう「表示」に含まれると説明されています。お店のアカウントの投稿も商品を売るための発信なので、商品ページと同じくらいの気持ちで表現を見ておくのが安全だと思います。判断に迷う表現があるときは、消費者庁の案内を確認するか、専門家に相談してください。

AIの下書きをそのまま使わないほうがいい投稿もある

最後に、AIに文章作成を丸投げしないほうがいい投稿も書いておきます。

  • 発送の遅れやトラブルのお知らせ、お詫び。AIに表現を整えてもらうことはできますが、事実関係や対応方針は必ず自分で確定させます
  • 店主自身の近況や、お店を始めたきっかけのような話。ここはAIに整えてもらうより、多少ぎこちなくても自分の言葉のほうが伝わります
  • キャンペーンやセールの条件。AIに下書きしてもらう場合も、期間・対象・割引内容を必ず原資料と照合します

AIに任せられるのは、毎週の「何を書こうか」を考える時間のほうです。全部をAIの文章で埋めるより、ふだんの投稿は下書きを手伝ってもらい、浮いた時間で写真を1枚多く撮る。そのくらいの使い方が、ひとりで回しているお店にはちょうどいいのかもしれません。

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この記事を書いた人

ECを中心に一人で会社を運営しています。
ChatGPTやAIを実際の仕事で使いながら、便利だったことや失敗したことを発信しています。

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